AiAiiの天然藍染の絞り染め体験の紹介
天然藍の絞り体験について
絞りは染めの技術の一つで縛ったり、折りたたんだり、糸で引っぱったりして防染し模様をだす技法です。使う道具も木のスティックや、板、輪ゴム、クリップ、糸、ステッチなど様々な道具を使用します。プリントではだせないぼかしやにじみ、グラデーションなどの表現が可能です。
藍染は染めるごとに濃い青色になっていき、藍の調子にもよりますが5~8回ぐらいそめると濃紺色に染め上がります。青も薄い水色から黒に近い紺色まで48色の色があると言われています。
天然藍は蓼藍の葉っぱを乾燥させたものを約100日間発酵させて作るすくもと呼ばれる腐葉土のようなものを使います。さらに染液を作るにはすくもを木の灰でとった灰汁と混ぜて約1週間ほどかけて発酵させます。最初は茶色の液ですが発酵が進むと、青く染まるようになります。科学的な物質が入っていないので環境に優しく土に帰ることのできる染液です。
AiAiiの場所について
兵庫県の瀬戸内海にうかぶ淡路島の真ん中の洲本市に工房があります。神戸や大阪からも直通でバスが出ており、バス停からも歩いて来れます。洲本は淡路島では一番大きな町ですが、歩いて回れる小さな町で海もあり山もあり、新鮮な魚や野菜が食べれる飲食店もたくさんあります。
日本語と英語両方で藍染体験できます
ロンドン出身のサリーと日本人の淳一二人で工房を運営しています。どちらも日本語と英語を話せます。細かい説明などもできますので色んな国の方に来ていただきたいです。
こちらは友達が来てくれたときに作った藍染のハンカチとお弁当を包む風呂敷です。丸のほうは一つ一つ丸を糸で括っていくので絞るのに時間がかかりましたがおもしろいパターンができました。
星型の方はなかなか複雑な折り方をしてゴムで縛って染めました。
どちらもかっこいい出来栄えになりました。
絞ったあとはこんな感じになっています。こちらは一例ですが本当に多くの絞りの方法があります。同じ絞り方でも力加減や生地の厚さ、素材(綿や麻や絹など)によっても出来上がりが変わってきます。ぜひ一度試してみてください。
工房は2020年4月オープン予定です。
質問などあればこちらからお問い合わせください。